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Q.あなたのお好きな沖縄そば屋さんを教えてください。

淡水
玉屋
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宮里そば
月桃
浜屋
しまぶく
宮古そば 愛
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2005年07月07日

浦添そば(浦添市伊祖)

浦添そば沖縄そばをおなかいっぱい食べたくなることがある。
そんな時にぴったりなのが浦添そば。


どんぶりいっぱいに盛られた、そばや具はボリューム感たっぷりで、たくさん食べる方でも満足できる。

麺は一般的な太さで、硬めにゆでられていて、かつおと豚のエキスの染み出て白濁したスープに絡まってしっかりとした食べ応えがある。

パッと見スープが白濁しているので、味の濃いスープをイメージするが、それほどしつこくはない。
全体として、安心できるおなじみの味で、どっしりとした食べ応えのあるいっぱいになっている。


場所は、330号線(バイパス)沿で、じゅー文和スペースの駐車場もあり、アクセスも便利。
(沖縄県浦添市伊祖4-8-3)

営業は、11:00~22:00、無休。(℡098-879-3170)
  



2005年06月30日

淡水(糸満市武富)

淡水健康志向が叫ばれ、健康にこだわったそばを出す店も増えてきた。その急先鋒とでも言うべき店が、”淡水”である。


当然、化学調味料、食品添加物等は一切使用していない。そればかりか、器は遠赤外線で焼かれたもの、水はパイウォーター、塩も何か特殊なうんちくが書かれていた。大変ヘルスコンシャスなお店である。

こういった健康志向に抵抗がある方もいらっしゃると思うが、そば自体がうまければ文句はないはずである。

ご想像通り、さっぱりとした味付けのそばは、さすがに素材にこだわっているだけあり、舌触りやのど越しにまったく引っかかる感じがない。ta1は、化学調味料や添加物をつかってもうまいものなら評価するというスタンスだが、やはり添加物が入っていると、ややザラザラした感じが残る気がすることがある。さすがに、無添加だけあり、そういったいやな感じがまったくない。

しかも、この手の無添加のお店は、味が薄すぎたり、しっかりとしたうまみを感じることができなかったりすることが多いが、ここは違う。

澄みきった汁は、心地よい咽ごしを演出し、昆布とかつおの旨みがしっかりと余韻を残す。小麦の存在感をしっかり残した細面と、あっさりとしたスープが絡まり、大変上品ないっぱいに仕上がっている。


場所は豊見城団地近くの靴流通センターを左折してからみちなりにひたすらまっすぐ行くと左手に見える。(糸満市武富603-1 )

営業は11:00~16:00までで、第2・第4水曜日が定休日になっている。(℡:098-992-1302)  


Posted by ta1 at 11:50Comments(4)BEST 5~10

2005年06月23日

第1回 沖縄そば人気投票 結果発表

五月の終りより、設置していた”沖縄そば人気投票”の総投票数が100票をこえたので、結果を発表したいと思います。

この人気投票は、記念すべき第1回の投票で、わりと名の通ったお店をta1のほうで10軒(システムの制約から)選び、皆さんのお好みのお店を投票していただきました。

結果は以下のとおりです。





1位 ぐぅーし小 (27票)
2位 てぃーあんだー (19票)
3位 首里そば (12票)
3位 てんtoてん (12票)
5位 真壁ちな (8票)
6位 亀々そば (6票)
7位 岸本食堂 (5票)
7位 だるまそば (5票)
9位 ジュネ (4票)
10位 我部祖河そば (2票)

”ぐぅーし小”が2位の”てぃーあんだー”に30%以上の得票率の差をつけて圧勝。
それらを追うかたちで、”てんtoてん”、”首里そば”が3位に続いた。
やはり、手打ちの腰のつよい麺を出している、4店舗が上位につけ、沖縄そばを評価するうえで、麺の腰が大変重要視されていることを再確認する結果となった。
また、”ぐぅーし小”のしっかりした味付けでインパクトのある出汁が、他店との差別化につながり、多くの支持を集めたのかもしれない。

今後、今回の投票の選択肢にのらなかった人気店や沖縄そばに関する興味の動向について、引き続き調査を行っていきたい。

投票にご協力いただいた方々、ありがとうございました。
また、お時間があれば、ぜひとも投票に参加してください。  


Posted by ta1 at 19:48Comments(9)ランキング

2005年06月19日

八重山そば さくま(浦添市牧港)

さくま浦添商工会議所ちかく、330号線の那覇向け車線ぞいにある、おそば屋さんにしては比較的大きな店舗の”八重山そば さくま”。こぎれいな居酒屋風のお店で入りやすいため、家族連れ、カップル、観光にこられた方などが、ドライブの合間に気軽に八重山そばを楽しめるお店である。


八重山そばを注文すると、特有の細面に、細かく刻まれた豚肉とカマボコ、そして、刻みねぎののった器が配膳される。

しっかりと脂抜きされた、ダシは、さっぱり味で、かつおの香りと豚の旨みにほんのりとした甘さを感じる醤油ベース。

八重山そばの細麺が、よくダシとからみ、シンプルで奇をてらわない食べやすい一杯になっている。

そばには、おからとお新香がついているのだが、おからが八重山そばのやさしい味と妙にマッチする。

また、ヨモギを練りこんだ蓬麺を選ぶことができたり、家庭的な一品料理もおいており、メニューがわりと豊富なので、いろいろなタイプのお客さんが集まることもこの店の特徴である。


場所は、330沿いの那覇向け左手、浦添商工会議所のみちむかいで、大きな看板が目印。(浦添市牧港874-3 駐車場有)

営業は、月曜定休の11:00~21:00。比較的大きなお店なので、ゆったりとそばをいただくことができる。(℡ 098-876-7082)  


Posted by ta1 at 15:44Comments(9)それに続くお店

2005年06月16日

玉家(大里村稲嶺・古堅)

玉屋亀濱製麺の細打ち平麺は、大変人気があり、多くの沖縄そばファンの支持を集めているが、亀濱製麺の麺を使う店として、はずせないの人気店がこの”玉家”である。


比較的最近できた店であるにもかかわらず、店内はいつも人でいっぱい。おそばの注文は券売機であらかじめ券を買うスタイルである。

手際よく出てきたそばは、スープが澄み渡りさっぱりとした口当たり、かつおの香りがなんともたまらない。あっさりとした肉のうまみとあいまって、クリアかつ奥行きのあるものになっている。

また、亀濱製麺の細平、宮古系、やや褐色の麺は、スープとよくからまり、抜群の食べやすさである上に、細いのにしっかりした腰と、存在感ある風味を持ち合わせている。ファンが多いのもうなずける。この亀濱製麺の麺を、そば好きにはたまらない固めにゆでて、だしてくれる。

具の、豚肉も、しっかりと煮込んであり、口に含むと崩れるほどやわらかくなっている。また、フーチバー(ヨモギ)が、おわんに盛られてついてくるのもうれしい。

すっきりとした絶品のスープと、亀濱製麺の細めんの相性がばっちりで、人気店にふさわしい、完成度の高いいっぱいに仕上がっている。


玉家は、1号店と2号店があり、どちらも地元の人以外には、やや分かりにくいかもしれない。1号店は大里グリーンタウン近くの稲嶺交差点から、東風平向けに行くと看板が見える。(1号店:沖縄県大里村稲嶺57  2号店:大里村古堅131-1)

営業は、1号店・2号店とも11:00~18:00で、定休日は1号店が月曜日、2号店が火曜日。
(1号店:098-946-8885  2号店:098-944-6886)  


Posted by ta1 at 11:59Comments(5)BEST 5~10

2005年06月13日

麺の腰の決めて2 ”グルテン”

沖縄そばの麺の腰を出すために、木灰汁(もっかいじる)や鹹水(かんすい)をもちいることは、以前ご紹介した。しかし、沖縄そばの麺の材料として、最も重要なのは、なんといっても小麦粉である。

自宅で、パンや、洋菓子、お好み焼きなど、小麦粉を使う料理をおつくりになる方ならご存知かもしれないが、一口に小麦粉といっても、その成分により、何種類かに分けられている。沖縄そばの麺に関わる話題として、主に、薄力粉と強力粉の違いと、麺の腰に与える影響について、お話したい。

薄力粉と強力粉の違いは、その成分に違いがあり、植物性蛋白質を多く含む小麦粉を強力粉、含まれる量が少ないものを薄力粉と呼ぶ。

小麦粉に含まれる植物性蛋白質の主成分はグルテン(gluten)で、このグルテンの水溶液は灰褐色で、粘性を示す。そのため、グルテンを多く含む強力粉は、薄力粉よりも練ったときの粘り気が強く、当然そばをこねるとしっかりとした歯ごたえのある褐色の麺となる。

しかし、このグルテンの含まれる量が多すぎると、ゆでたときポキポキとちぎれてしまう。そこで、沖縄そばを作る場合、一般的に薄力粉と強力粉をまぜてもちいる。この配合の割合が、”その店の個性”のひとつとなる。

また、グルテンは水と化学反応することで粘性がでるため、しっかり水となじんでいないと麺として湯で上げても、強い腰は得られない。小麦粉をこねてから、ある程度ねかせてから麺にすると、腰がでておいしい麺ができるのはそのためである。

それぞれのお店のご主人が、苦心して編み出した”小麦粉の配合”に思いをはせながらおそばをいただくのも楽しいかもしれない。  


Posted by ta1 at 02:45Comments(2)コラム

2005年06月09日

海の見えるそば屋(嘉手納町水釜)

うみのみえるそばや最近オシャレな沖縄そば屋さんが増えている。まるで、今流行のカフェのように、ロケーションや、店内のインテリアがこっていたりする。なかでも、”海の見えるそばや”は、エメラルドグリーンの海を一望できる、最高のロケーションで、おそばを出してくれるお店である。

お店は、かわいらしいピンクの建物の2階にあり、店内に入ると、窓いっぱいに美しい海のパノラマが広がる。水釜ダイビングポイントでもあるので、天気のいい日は、手前のさんご礁の淡い色合いと、沖の深い青のきれいなコントラストを眺めながら、沖縄そばをいただくことができる。

出しているおそばは、添加物一切不使用。透き通ったスープは、昆布のダシが利いた、非常に薄めの味付けで、素材の味を楽しんでもらいたいという、店主のこだわりが感じられる。

大変やわらかく煮込まれた具も、味付けは、大変シンプルで、あっさりした印象なので、女性のお客さんにもうれしい。

全体的に、さっぱりとした控えめの味付けで、しつこさがないので、体に優しい一杯である。


場所は、ネーブル嘉手納に近いので、買い物ついでや、デートコース(ネーブルかでなの裏には一休みできる公園もある)の一部としても便利。
ネーブル嘉手納から、海側に向かい、防波堤に突き当たったところで、右に曲がると、ピンクのかわいい建物が、右手に見える。(嘉手納市水釜6-25-13)

月曜定休で、11:00~営業している。窓ぎわの席は、4組。窓際でなくても、海が見えるのが、やはり一度は、座ってみたいところである。(℡:098-956-0940)  


Posted by ta1 at 10:11Comments(6)それに続くお店

2005年06月07日

ぐぅーし小(浦添市内間)

ぐーし小沖縄そばの名店は数多く存在するが、今回は、その中のひとつ、”ぐぅーし小”をご紹介する。”ぐぅーし小”といわれて、ぴんとこなくても、”ゆーじ小”といえば分かる方も多いかもしれない。”ぐぅーし小”は、最近、経営者の交代があったらしく、名前が、”ゆーじ小”から変更されたお店である。

名前は変わったが、味はかつてと変わっておらず、あいかわらず絶品。最大の特徴である、手打ちの麺は、やや太めで、非常に腰が強く、食べ応えがある。

スープは、かつおの風味豊かな醤油ベースで、切れがあり、甘ったるさがない。比較的、味付けはしっかり目で、パンチのあるダシに仕上がっている。

具の茶色くつやつやとした三枚肉も、濃い目の煮汁のなかで、しっかりと煮込んであり、はっきりとした味付け。また、刻みねぎとかまぼこが、主役を引き立てている。

麺、スープ、具、それぞれ自己主張のあるはっきりとした存在感があり、インパクトのあるおそばが好きな方にはたまらない一杯に仕上がっている。


場所は、安謝交差点を北向けに通り越し、すぐ次のところで(高架橋下)で右折、道なりにまっすぐ行くと、サン食品の建物が右手に見えるので、そこで左折少し行ったところ右手に看板が見える。(浦添市内間5-8-6 )

営業時間は、 日・月定休で、11:00から開店、売切れ次第終。人気店で、割と込んでいるので、だいたい13:30~14:30に終わっている。特にソーキソバは、すぐなくなるので、早めに行くのがよい。
℡:098-879-4733   


Posted by ta1 at 15:34Comments(13)BEST 2~4

2005年06月05日

沖縄そばの原料にサンゴ!?

沖縄そばを作る過程で、麺の腰を出すために、”アク”をつかう。このアクとして、一般的によく用いられるのは、ラーメンなどにも用いられる鹹水(かんすい)か木灰(もっかい)汁である。

しかし、このアクをとるために、かつて、サンゴを焼いたもの使っていたことがあるようである。
”私の好きなすばやー物語2”という本に、亀々そばを直営店に持つことで有名な、亀濱製麺所の亀濱貞夫さんの話として、「屋根瓦の固定用に使われるシックイを作る工場で、テーブルサンゴを焼いた石を買ってきて、水をかけると、化学反応が起こり、粉々になる。それを撹拌して、寝かせた後の、上積み液を、沖縄そばに使っていた。」という記事が乗っている。

今では、さすがにサンゴからアクを取ることは、無い(現在亀濱製麺では、鹹水を使用している)ようだが、どんな味がしたのか、ちょっと気になるところである。  


Posted by ta1 at 10:43Comments(6)コラム

2005年06月03日

あみくむら(那覇市安謝)

あみくむら新都心のややはずれに、最近新しくできた”あみくむら”(天久がなまったものと思われる)。おそば以外にも、ゆし豆腐(沖縄の郷土料理で、ふつうの豆腐と違い固められておらず、崩れた茶碗蒸しのような食感。)などに自信があるようである。

沖縄そば、ソーキ(豚のあばら付近の肉)ソバ、テビチ(豚足)そばなど、おなじみのメニューが並んでいる。メニューの中に”あみくそば”といものがあり、テビチ・ソーキ・三枚肉の3種類の具が乗ったものもあり、沖縄に観光でこられた方など、一度に全部味わってみたいかたむきの、欲張りなメニューである。
また、コーレーグースとの相性もばっちりな、ゆし豆腐の乗ったそばも出していて、いろいろな味が楽しめる。
全体的にあっさりしたあじつけで、極端な自己主張をしていないので、安心していただけるそばである。


場所は、北向けに国道58号を、りゅうぼうに向かう道をまがらず、まっすぐすすむと、ローソンがある交差点がある、そこを右折して、少し行くと左手に見えてくる

営業時間は、 11:00~翌1:00 で、夜は居酒屋としてもりようできる。℡:098-567-5125

  


2005年06月01日

あじゃず(那覇市曙)

あじゃず鮮やかな緑の観葉植物が、印象的な”あじゃず”。店内にはいつもジャズが流れていて、おしゃれなインテリアとあわせて、落ち着ける空間を演出している。

素敵な器に盛られたそばは、とんごつをじっくり煮出したコクのある、それでいてさっぱりスープ。

麺は、スープとよく絡む、あじゃずオリジナルのすこし角の残る、やや細めのしあがり。

具の肉は、肉の繊維がほろほろと口の中で崩れるほどよく煮込んであり、脂肪分が抜けていてボリュームの割りにあっさりといただける。ソーキそばは、本ソーキ、軟骨ソーキの二種類がのっているのもうれしい。店の雰囲気とあわせて、女性や、家族ずれにも食べやすいそばになっている。

また、ほかにも、三枚肉そば、沖縄そば、肉野菜そば、フーチバーそばなど、ラインナップも充実しているので、大勢で言っても、それぞれ思い思いのそばに舌鼓を打つことができる。


場所は、安謝交差点を、那覇新港向けに進むと、左手で、曙小学校のやや手前である。

年中無休(ありがたい)で、10:30~17:00まで営業している。 ℡098-868-7488  


Posted by ta1 at 07:17Comments(8)それに続くお店

2005年05月31日

名称”沖縄そば”が、法律違反!?

沖縄で、”そば”といえば、沖縄そばのことだで、「今日のお昼は、そばを食べた。」「あそこのそば屋は、なかなかいいよ」など、日常的に良く使われる。本土の蕎麦粉をつかった”そば”は、あえて”日本そば”ということが多いと思う。

これほど、定着していることば”沖縄そば”だけに、いたるところで”沖縄そば”と言った字が書かれた、食品、看板に掲げているお店を、よく見るのだが、「かつてその名称が、違法であるとみなされていた時期があった」といったら、驚かれるであろうか。

戦後、沖縄が復帰したのが1972年(昭和47年)だが、このころ、沖縄では、単に”そば”として明治時代くらいから、親しまれていた食品(”支那そば”とも呼ばれていたが、大正時代にも当局から、”琉球そば”と名称を改めるようにおっ達しがあったそうである)が、一般的に”沖縄そば”とも呼ばれるようになる。(それまでは、”沖縄そば”ということばは、あまり定着していなかったらしい。日本そばと区別されるために浸透したらしい)

しかし、法律の規定する”そば”とういう言葉は、蕎麦粉を定められた分量以上含んだ麺の事を指しているため、この”沖縄そば”という名称を食品の名称として商用に利用すると違法になるといった、首を傾げたくなるようなことになっていたらしい。

その後、沖縄製麺業協会の働きかけで、”本場沖縄そば”の表示が、特殊名称として、登録されたのは、1978年のことだそうである。

普段使い慣れた言葉、”沖縄そば”、”そば”にも苦難の歴史があったのである。  


Posted by ta1 at 02:49Comments(8)コラム

2005年05月29日

てんtoてん(那覇市識名)

てんtoてん那覇市識名園近くの住宅街にたたずむ、ツタに覆われたおしゃれな建物が目印の”てんtoてん”。そばだけでなく、器、布、インテリア、いたるところにおかみさんのこだわりがうかがえる。


木灰汁で練られ、グルテンがなじむまでしっかり寝かせてから、だされるやや褐色の麺は、大変腰が強く、ツルツルとした食感。いい具合いにちぢれているのでつゆとよくからむ。

ツユは、かつおの香りがほのかに香り、豚の骨から染み出したコクと、醤油のかすかな酸味がこの店の特徴である。具は、豚のロース、カマボコ、細かく刻んだ青ねぎがのっており、シンプルでいて、上品な一杯に仕上がっている。

そば以外にもアンダンスー(油味噌)のたっぷりトッピングされた、おにぎりや、コーヒー、チーズケーキ、ぶくぶく茶なども置いており、いろいろな楽しみ方ができるのも魅力である。


場所は、識名交差点から識名園向け右斜めに入る細い道を登るとすぐ右手に駐車場、左手に緑のツタがきれいな店舗が見える。(那覇市識名4-5-2)

営業は、月曜定休で、11:30~15:00ごろまで。 (Tel:098-853-1060)  


Posted by ta1 at 19:53Comments(10)BEST 2~4

2005年05月27日

源治そば(那覇市若狭)

軟骨ソー生そば「一杯入魂」「納得の行くダシが取れない日は営業していません!!」という熱い宣伝文句を掲げる沖縄そばの店、”源治そば”。「天然にがりを使用しているスープは、できるだけ飲み干すことをお勧めします」とは、居酒屋風の店内のいたるところにおかれている、チラシの文句。店主の意気込みを感じさせる。

注文をして、これから食べるそばに期待を膨らます。・・・さすがにこだわりがあるだけあり多少時間がかかる。きた。器の中を覗き込むと!?普段あまり見かけないアーサ?(青海苔の一種)のトッピング。麺は宮古そば風の細くて平たい麺である。そしてやや白濁したスープ。かつおのほのかな香りがしている。果たして店主自慢のスープの味は・・・

なるほど。豚から出た出汁で丸みがあり、かつおの風味も生きた味に仕上がっている。アーサとの組み合わせから、さっぱり系の醤油とんこつスープを連想させるが、ラーメンのそれとは微妙に違い、かつおの味がよりしっかりしていて、細打ちの沖縄そばの麺にマッチさせている。

軟骨ソーキ(豚の肋骨付近の肉)そばを注文したので、具は軟骨ソーキ。中までやわらかく煮込まれていて、軟骨がトロっとした食感。具の中まで暖かい。そうか、たぶん温まるまで具をスープの中で暖めたあとで、盛り付けをしたのだろう。細かい気配りである。そのほかに、フーチバー(ヨモギ)がおわんに盛られてくるのもうれしい。

細平麺と、フーチバー、テーブルの上の練り唐辛子から、宮古そばを意識しているのは確かだが、
斬新で、独自の路線を追求した沖縄そばであった。


場所は、那覇市の若狭大道理沿いで、なは中学校近くの泊向け左手、紺色の看板が目印。
℡050-5202-8363

営業は。11:30~14:00(火曜昼は定休)、17:00~2:00(売切れ次第終了)。ビールやぜんざいも置いている。  


Posted by ta1 at 01:19Comments(4)それに続くお店

2005年05月26日

麺の腰の決め手1”木灰(もっかい)汁”

手打ちそばの店の看板に、”木灰汁使用”とか”木灰そば”といった宣伝文句を見たことがあるのではないだろうか?この”木灰”とは、”もっかい”とよみ、木を焼いた灰と水を混ぜものの、上澄み液のことである。では、この”木灰汁”は、いったい何に使われるのか。

沖縄そばは、小麦粉を練る際、発色や麺に腰を出すため、一般に”鹹水”(かんすい)がつかわれる。これは、ラーメンの麺などにも使われる、黄色い色の液体である。この鹹水の変わりに、伝統的な沖縄そばでは、ガジュマルの灰などから作った木灰汁をつかう。

木灰汁の原料となる木は、ガジュマルやモクマオウなど硬い木が向いているそうで、枯れ木や老木など、アクのにおいがあまりつよくないものがよいらしい。

木灰汁は、水に木灰のミネラル分が、溶け出したものなので、このミネラル分がどれだけ溶け出しているかは、麺のできに大きな影響が出る。これを量るのに、よくボーメ比重計が使われるようである。(真水のボーメ比重=0、海水=3程度だそうである。) 

沖縄そばの麺に使う場合、比重が高いほど、グルテンの弾性がたかくなり、腰のある麺となが、比重が高すぎると、ボロボロとちぎれるようになる。

お店によって、比重のちがう”木灰汁”または”鹹水”をつかうので、そのそばに個性が出る。そんなことを考えながら沖縄そばを食べると、お店の人の工夫が、味覚を当して伝わってくるかもしれない。  


Posted by ta1 at 06:52Comments(11)コラム

2005年05月25日

ジュネ(那覇市前島)

ジュネかなりディープな町まえしまに、一見するとどう見てもスナックにしか見えないのだが、八重山そばの登りがったっている店がある。それが、”ジュネ”である。

スナックだったテンポを利用して今は、八重山そばの店として営業しているのだが、その八重山そばの完成度の高さは、そば好きの間で定評がある。

かつおの香りの強いスープは、よくアクをとっているため、コクがあるのにあっさりとした口当たり。豚の油の甘みとかつおの深い旨みの合わさった出汁と、八重山そば特有の細丸麺の相性がよく、大変完成度の高い一杯となっている。

具も、八重山そばの特徴である、短冊切りされた豚ロースとカマボコ、刻みねぎで、シンプルな中にスープとの一体感が絶妙。また、ヒパーチもおいていて、これぞ八重山そばのお店といった感じである。


場所は、那覇市前島で、とまりんの脇を入り、少し行って左折すると、赤い八重山そばののぼりが立っている。

日曜定休で、11時から営業している。お昼は、年季の入った常連客のおとうさんたちでにぎわう。
℡098-868-5869  


Posted by ta1 at 02:40Comments(4)BEST 5~10

2005年05月23日

麺処 てぃあんだー(那覇市天久)

てぃあんだーカフェがブームとなって久しいが、最近洒落た沖縄蕎麦屋さんが増えていることに驚く。”麺処 てぃあんだー”もそのひとつである。新都心の楽市裏にあり、まるでドラマにでも出てきそうな近代的な建物の一階にお店を構えている。

その自家製手打ち麺は、油であえず、生のままを湯にくぐらせたもので、よくグルテンがなじむまで寝かせているため、大変腰があり、数種類の小麦粉をブレンドしによって、独特の舌触りを演出している。

かつお風味豊かなだし汁は、えぐ味が出てしまわないよう、長時間鰹節を湯にさらさないよう細心の注意我払われており、澄み切った上品なしあがりとなっている。

具の豚肉は、しっかりとした甘みのある味付けで、口に含むとほろほろと崩れるくらいまで、やわらかく煮込まれている。全体として、上品な上、斬新さも併せ持つ、意欲的ないっぱいに仕上がっている。


場所は、那覇新都心の楽市裏にあり、駐車場有。アクセスのしやすい沖縄そば屋さんである。

11時から営業していて、売切れ次第終了のスタイル、お昼には、サラリーマンやOLでにぎわい、沖縄蕎麦屋には珍しく、日曜日もあいているため、デートコースの一部に加えるカップルの姿も多く見られる。  


Posted by ta1 at 23:46Comments(6)BEST 2~4

2005年05月22日

幻の沖縄そば屋”さくら屋”

現在、手打ちを売りにする沖縄そば屋は、たくさんあり、よく練られた麺の歯ごたえを楽しむ機会も多い。しかし、一昔前は、手打ちでそばを出す店は多くなかったようである。そんな中、手打ちの沖縄そばを出し、現在、伝説の沖縄そば屋としてよく耳にする店がある。首里の”さくら屋”である。

残念ながら、90年代半ばに閉店してしまったらしく、97年に沖縄に来た、ナイチャー:ta1は、行ったことがない。その人気は大変なものだったらしく、昼時には、かなりの行列ができていたらしい。そういえば、あの”うりずん”(大変有名な那覇市の居酒屋)のご主人も、さくら屋のそばはうまかったと話していた。

また、以前紹介した”首里そば”のご主人も、この”さくら屋”から、そば作りを学んだらしく、「首里そばは、さくら屋の流を汲んでいる」と言う話は、わりと有名である。

麺を手打ちする沖縄そば屋は、手間隙かけて麺を仕込むことから、一般に”売りきれごめん”のスタイルをとることが多いが、さくら屋がそのはしりなのかもしれない。

沖縄そば屋”さくら屋”、いまだに多くのファンを持つ、幻の名店である。  


Posted by ta1 at 17:48Comments(2)コラム

2005年05月21日

八重食堂(名護)

八重食ソーキ沖縄県北部は、多くの名物そば屋ひしめく激戦区でもある。そんな中、独特のスタイルで、おそばを出してくれるのが、八重食堂である。そばを注文して待っていると、北部独特のふと平麺のそばが盛られたどんぶりがやってくる・・・

・・・ん?汁がない。汁のないそばに面食らって、周囲を眺めていると、はて?汁の入ったそばを食べている。そんなことをしていると、程なく”ヤカン”が到着する。そうである。ここ八重食では、つゆは後から、ヤカンで配膳され、自分で自分のそばに注ぐのである。最終的に自分で仕上げるというスタイルが楽しい。

味付けは、塩系で、豚のこってり感と塩スープのさっぱり感がたのしめる。また、ご主人は、同市内にある老舗、新山(シンザン)食堂のそばに学んだらしい。


場所は名護市中心部。名護十字路から3ブロック先を左折、してすぐ右折すると右手にある。
駐車場はなく、名護市内は一方通行の細い道が多いので、車で行かれる際はどこか別の場所にとめてから行かれることをお勧めする。

11:00ごろからやっているが、こちらも人気店のため、お昼は狭い店内がいっぱいになる。少し時間をずらしていくといいかもしれない。  


Posted by ta1 at 17:12Comments(6)それに続くお店

2005年05月20日

真壁ちなー(糸満市)

真壁ちなー沖縄そば屋は、味自体が一番大事と思うが、休日にレジャーの一部としていく場合や、観光で訪れた人にとって、ロケーションや雰囲気のよさも大きな要素となると思う。素敵なお店は、たくさんあるが、沖縄の風情漂ういい雰囲気のお店として紹介したいのが、糸満市真壁郷にある、”真壁ちなー”である。

沖縄の昔ながらの民家がそのままおそば屋さんをやっている感じで、とてもよい雰囲気のお店で、沖縄そば屋として以外にも喫茶店としての人気も高い。

おそばも、豚からっとったリッチなスープが印象的で、やや細めの丸めんとよくマッチしており、全体的に優しい感じのする品のよい仕上がりになっている。


場所はとにかくわかりづらいうえに、車で行くと、かなり道幅の狭い道を通ることになる。壁に車をこすらないように気をつけたい。住所:沖縄県糸満市真壁223、電話:098-997-3207、駐車場有。

定休日は、水曜日で、11時から18時まで営業している。  


Posted by ta1 at 11:21Comments(8)BEST 5~10